宮城のお酒の由来って、どうなってるの?

美食家としてもならした伊達政宗は、お酒もこよなく愛したといわれています。徳川将軍家剣術師範をつとめる柳生但馬守宗矩の紹介で、慶長13年、奈良の榧森(かやのもり)から杜氏を呼び、仙台城の城内に酒造を建てたそうです。

御酒御用蔵では城内にある清水門の脇から湧き出る清水を使用し、政宗公好みの酒造りがはじまりました。酒の種類はなんと31種類もあったというから驚きです。中には印籠(いんろう)酒といった携帯用の粉末酒もありました。

清水門の名の由来のとおり、名水の湧き出すところに、酒造を建てたのです。

仙台城酒蔵跡の案内板

仙台城酒蔵跡の案内板

仙台城酒蔵は、いまは存在しないのですが、城内には案内板があります。
その奥にみえるブルーシートのあるあたりで、発掘作業を行っています。

仙台宮城の酒のルーツの特徴として、殿様自ら飲みたい酒を醸すために城内ではじめた酒造りが次第に領内に広まっていったということが伝えられており、全国でも珍しい歴史的特徴が挙げられます。

奈良の酒造職人の又五郎は、切米十両と十人扶持、榧森又右衛門の姓を与えられました。
榧森家は、初代又衛門から十二代まで御酒御用を務めました。仙台領内の醸造技術の発展に寄与、仙台城下には町酒屋もでき、酒造技術を磨きあうなかで、宮城の酒造りは発展してきました。

宮城の酒の特徴

現在、宮城の酒造の杜氏のほとんどが南部杜氏といわれています。

南部杜氏は、藩政時代から350年余りの歴史があり、新潟の越後杜氏、兵庫の丹波杜氏とならぶ三大杜氏の1つです。

東北を発祥とする南部杜氏の酒づくりは“端麗辛口”を特徴とします。厳しい東北の冬が育んだ低温長期発酵の技術が、端麗で辛口の酒を生みだし、それがいま、日本酒の味の主流をつくり出しています。

浦霞 仙台の地酒でも一番人気といえる。

浦霞

浦霞

写真の大吟醸は、「別誂(べつあしらえ)」で、1本1万円の高級品。

熟れた果実のような芳醇な香りと、透明感のある味わい。

享保9年(1724年)創業の伝統ある蔵元による「浦霞」。

ほどよいコメのうま味、味と香りの調和、やわらかい苦味と辛味、奥行きのある味わいの楽しめる、癒し系の酒です。

一ノ蔵 すっきりした味わい

一ノ蔵

一ノ蔵

写真は、大吟醸「笙鼓(しょうこ)」

大崎市にある一ノ蔵酒造さん。マイルドで上品な香り、一口飲むと、華やかでフルーティな香りが広がる。スッキリとした甘口とクリアなキレ。

キレよく気品漂う墨廼江

1845年創業の墨廼江酒造。宮城県石巻市千石町にある。

関連するまとめ

飛行機を使わない?! 移動時間を最高に楽しむ旅の裏ワザ

国内外問わず、最も便利な旅の移動手段が飛行機。けど、移動の途中にある土地や景色、人々を見逃すのはもったいない…

マル / 1957 view

知ってみよう!感じてみよう!和歌山県の魅力。

南北に長い和歌山県は、海に囲まれ山々に恵まれた、自然豊かな土地。そんな意外と知らない、和歌山県を知ってみませ…

namiyu / 2200 view

「私のミニ名所」:スワンベーカリー

クロネコヤマトの本社ビルにあるスワンベーカリーとスワンカフェについてまとめてみました。

masa / 2459 view

関連するキーワード